全てが歪み、崩れ落ちていく記憶の迷宮。父の視点で描かれる、かつてない認知症の衝撃的体験。
ロンドンの高級アパートで一人暮らしを送る81歳のアンソニー。娘のアンは、恋人とパリで暮らすため、父の介護を手配しようとする。しかし、アンソニーは頑なにそれを拒否。彼の周りでは不可解な出来事が次々と発生。見知らぬ男がリビングに現れ、娘の顔が別人に変わり、時間や場所の感覚さえも曖昧に。これは現実なのか、それとも彼の記憶が作り出した幻なのか。揺らぎ続ける現実の中で、彼は自身の尊厳を守ろうと必死にもがく。観る者の認識を根底から揺さぶる、傑作心理ミステリー。
ネット上の声
- アンソニー・ホプキンスの演技が凄すぎて鳥肌。これはただのドラマじゃなく、上質なサスペンスだった。
- 傑作。認知症の方が見ている世界を追体験した。
- 何が現実で何が記憶なのか、主人公と一緒に混乱していく感覚。他人事とは思えず、胸が締め付けられました。
- 認知症をテーマにした映画の概念が変わる。斬新な演出と脚本に脱帽。アカデミー賞も納得です。
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国イギリス,フランス
- 時間97分
- 監督フロリアン・ゼレール
- 主演アンソニー・ホプキンス