チベット人監督作品として日本で初めて劇場公開された「草原の河」のソンタルジャ監督が、聖地ラサへの巡礼の旅に出た妻と家族の姿を描いたヒューマンドラマ。山あいの村で夫のロルジェ、夫の父と暮らすウォマは、ある夢を見た朝に火をおこして供養をする。そんなウォマの姿を見た夫は、それは誰のための供養なのか、ウォマは誰の夢を見たのかが気にかかっていた。病院で医師からあることを告げられたウォマは、ロルジェに「五体投地でラサへ巡礼に行く」と決心を伝える。妻からの突然の言葉に、ロルシェは反対するが、ウォマの固い決意を前にラサ巡礼を受け入れる。妻を心配し、後を追う夫。さらに心を閉ざしていた前夫との息子ノルウも母ロルジェに会いにやってきた。血のつながらぬ父と息子は、母を亡くした1頭の子ロバとともに聖地ラサへの巡礼の道を歩き続ける。中国映画祭「電影2019」(19年3月6、7日=東京・角川シネマ有楽町/3月9、10日=大阪・梅田ブルク7)上映作品。
ネット上の声
- めっちゃ良かった。感動した。空気感最高!
- 巡礼するチベットの「家族」の映画である
- 誰かの代わりであると思い知らされたとき
- ただ穏やかに、人の感情を魅せる
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国中国
- 時間109分
- 監督ソンタルジャ
- 主演ヨンジョンジャ