芥川賞受賞作家・津村記久子のデビュー作で第21回太宰治賞を受賞した「君は永遠にそいつらより若い」を映画化。就職も決まり卒業を間近に控え、日常をただなんとなく生きていた大学生の主人公が、暴力や児童虐待、ネグレクトといった社会の闇と、それらに伴う悲しみに対峙することになる姿を描いた。児童福祉職への就職が決まり、大学卒業を間近に控え手持ちぶさたな日々を送る堀貝佐世。友人とぐだぐだした日常を過ごしていた彼女だったが、同じ大学の猪乃木楠子と知り合い、過去に痛ましい経験を持つ楠子と独特な関係を紡いでいく。そんなある日、友人の友人である穂峰直が命を落としことをきっかけに、佐世を取り巻く日常の裏に潜んでいた「暴力」と「哀しみ」が露わになっていく。監督・脚本は「あかぼし」「スプリング、ハズ、カム」の新鋭・吉野竜平。佐世役は「“隠れビッチ”やってました。」に続き主演作はこれが2作目となる佐久間由衣。楠子役はテレビドラマ「あなたの番です」や映画「みをつくし料理帖」など活躍の続く奈緒。そのほか、小日向星一、笠松将、葵揚、森田想と注目の若手俳優たちが共演した。
ネット上の声
- 主役の2人はもちろん脇役も素晴らしい!
- 傷と欠落を抱える若者に等身大に寄り添う
- 心の透過度は、寄り返す波のごとく
- 社会の傍観者から当事者になること
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間118分
- 監督吉野竜平
- 主演佐久間由衣