故郷に捨てたはずの過去と、向き合う夏。男が辿り着くのは、後悔か、それとも赦しか。
過去を振り切るように故郷を飛び出し、都会で暮らしていた男、史。ある知らせをきっかけに、彼は長年足を踏み入れなかった実家へと戻る。そこには、変わらない田舎の風景と、彼が置き去りにしてきた家族や旧友との気まずい時間が流れていた。言葉少なな父、昔馴染みの友人たち。彼らとの再会は、忘れたはずの記憶と後悔を呼び覚ます。なぜ自分は故郷を捨てたのか。何から逃げていたのか。まるで道草をするかのように町を彷徨いながら、史は自身の心の空白と向き合っていく。静かな風景の中で、一人の男が自身の人生を見つめ直す、痛みを伴う再生の物語。
ネット上の声
- 自分の価値が変わる事で人は変わってしまう。
- 捨てられた絵を描いた人が出てくることもなく、金持ちに買われた絵を本人が描いていな
- 片山享監督の作品は剥き出しの感情!や役者のいいところを引き出す!みたいな作品が多
- 羨ましい!片山監督の役者を信じて映画を撮っていると感じる演出、カット割、本当に羨
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間122分
- 監督片山享
- 主演青野竜平