「布川事件」で冤罪逮捕され29年間を獄中で過ごした桜井昌司さんを追ったドキュメンタリー。
1967年8月に茨城県利根町布川で発生した強盗殺人「布川事件」で冤罪により無期懲役判決を受け、20歳から29年間にわたって獄中生活を強いられた桜井さん。2011年に無罪判決、21年には国家賠償裁判で完全勝利を収めた。19年には末期ガンで余命1年の宣告を受けたが、2年が過ぎた現在も精力的に全国を駆け巡っている。桜井さんは獄中にいた時から両親や自分自身へ向けて多くの詩を書きつづっており、逮捕された日さえも「記念日」と呼ぶなど、次々と降りかかる困難を言葉の力で乗り越えてきた。
これまでも「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」などの作品で冤罪被害者にカメラを向けてきた金聖雄監督が12年間にわたって桜井さんを取材し、不運を強さと優しさに変えて前向きに生きる姿を映し出す。フォーク歌手の小室等が語りを担当。
ネット上の声
- 桜井さんの強さの源泉は何なんだろう?とグッと引き込まれてしまう。
- 不運ではあるが不幸ではない
- 冤罪を扱ったドキュメンタリーでしたが、主人公である桜井さんの前向きな人柄が素晴ら
- 正直言って、明らかに自分よりも幸せじゃない壮絶で辛い人生を歩んできたはずなのに、
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督金聖雄
- 主演桜井昌司