1942年、ナチス収容所。生き延びるための嘘は、偽のペルシャ語レッスン。処刑寸前のユダヤ人とナチス将校の奇妙な関係。
第二次世界大戦下の1942年、ナチス・ドイツの強制収容所。処刑寸前のユダヤ人青年ジルは、咄嗟に「自分はペルシャ人だ」と嘘をつき、一命を取り留める。その嘘がきっかけで、戦後テヘランで料理店を開く夢を持つ収容所のコッホ大尉に、ペルシャ語を教えるよう命じられるジル。しかし、彼はペルシャ語など一言も話せない。毎夜、処刑される仲間の名前を単語として記憶し、即興で「偽のペルシャ語」を創造。疑り深い大尉の監視と、いつバレるとも知れない恐怖の中、二人の間には奇妙な絆が芽生え始める。極限状況下での、命を懸けた授業の行方。
ネット上の声
- 生き延びるための嘘から生まれた偽の言語。バレるかバレないかの緊張感が最後まで続いて、めちゃくちゃ引き込まれた。ラスト、言葉に込められた意味を思うと本当に胸が締め付けられる。見てよかった。
- とにかくハラハラドキドキが止まらなかった!主人公の記憶力もすごいけど、ナチスの将校も人間味があって、二人の関係性が面白かった。
- 設定はすごく面白いんだけど、全体的にもう少し盛り上がりが欲しかったかな。緊張感はあるけど、ちょっと淡々と進む感じがした。
- これは傑作!
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国ロシア,ドイツ,ベラルーシ
- 時間129分
- 監督ヴァディム・パールマン
- 主演ナウエル・ペレス・ビスカヤール