カナダの新鋭セバスチャン・ピロットが監督・脚本を手がけ、やりたいことも自分の居場所もみつからず、いら立ちを抱える17歳の少女のひと夏の成長をつづった青春ドラマ。ケベックの海辺の街で暮らすレオニーは、高校卒業を1カ月後に控えながら、どこかイライラした毎日を送っていた。退屈な街を飛び出したいけど自分が何をしたいのかわからい。口うるさい母親も気に入らず、母親の再婚相手のことは大嫌い。そんなレオニーが頼りにできるのは離れて暮らす実の父親だけだった。そんなある日、レオニーは街のダイナーで年上のミュージシャン、スティーブと出会う。どこか街になじまない雰囲気をまとうスティーブに興味を持ったレオニーは、なんとなく彼にギターを習うことになり……。2018年・第31回東京国際映画祭「ユース」部門で「蛍はいなくなった」のタイトルで上映され、主演のカレル・トレンブレイがジェムストーン賞を受賞した。
ネット上の声
- 【”蛍はいなくなった・・。” 17歳の少し生意気だが”何を遣りたいのか分からない”焦燥感と苛立ちを抱えた少女の姿を、複雑な両親との関係性を絡ませて描いた作品。小品だが、素敵な風合の作品である。】
- 17歳という微妙な年齢、ちょっとややこしい家庭
- 思春期の少女の揺れ動く気持ちを見事に表現
- ケベックの海沿いの街と、人々を見る
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国カナダ
- 時間96分
- 監督セバスティアン・ピロット
- 主演カレル・トランブレ