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上映時間317分の長編「ハッピーアワー」で、主演に起用した演技経験のない4人の女性たちにロカルノ国際映画祭最優秀女優賞をもたらすなど、挑戦的な作品を手がけ続けている濱口竜介監督による短編作品。17歳で死んだ三月は、それ以来、同級生の雄三にとり憑き、現世に留まっていた。そんなある日、亡くなった姉に捧げるドキュメンタリーを作っているという三月の妹・五月が、雄三のもとを訪れる。生前の姉の関係者に話を聞いて回っているという五月に、雄三は三月のことを話し始めるのだが……。「ハッピーアワー」劇場公開1周年を記念した濱口竜介監督の特集上映「ハッピー・ハマグチ・アワー」(2016年12月10日から東京・ポレポレ東中野ほか)で公開。
ネット上の声
- 濱口監督の短編、さすがの一言。38分という短さでこの世界観はすごい。役者さんの演技に引き込まれた。不思議だけど、なぜか心に残る作品。
- なんとも言えない不思議な38分だった。
- 面白かったような、つまらなかったような…。観た後もずっと考えちゃう映画だね。
- 濱口監督、天才かよw
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間38分
- 監督濱口竜介
- 主演岡部尚
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「彼方のうた」「PLASTIC」の小川あんとドキュメンタリー映画「沈没家族 劇場版」の監督として知られる加納土が共演し、川で出会った男女がつかの間の時を過ごす姿を軽やかにつづったドラマ。シンプルな物語ながら心情のなびきや偶然性の豊かさを見事にとらえ、2023年・第73回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品されるなど世界から注目を集めた。
旅行会社に勤める女性が仕事で郊外の町を訪れ、川辺で水切りをしている謎めいた男性と出会う。互いに相手との距離を慎重にはかる2人だったが、いつしか一緒に上流へ向かって歩き出す。
東京藝術大学大学院の修了制作作品「ブンデスリーガ」がPFFアワード2017に入選した太田達成監督が、友人との旅行で石拾いをした経験に触発されてシナリオを書き上げ、少人数のスタッフ・キャストとともに完成させた。「すべての夜を思いだす」の監督・清原惟、「夜明けのすべて」の編集・大川景子、「彼方のうた」の音響・黄永昌がスタッフとして参加し、シンガーソングライターの王舟が音楽を担当。
ネット上の声
- いいぞ大谷51ー51
- めちゃくちゃシネフィリーな画面でやってることが石遊びと川下りと散歩っていうのが良
- 前情報で男性と女性の関係性に何もないと知っていたのですが、かなり小さな違和感が積
- 映画祭で乳児売買とか移民殺害に領土紛争等々社会問題というか殺伐とした映画ばかり見
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督太田達成
- 主演小川あん
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「春原さんのうた」で国内外から高く評価された杉田協士監督の長編第4作で、デビュー作「ひとつの歌」以来12年ぶりとなるオリジナル作品。
書店員として働く25歳の春は、ベンチに座っていた雪子の顔に浮かぶ悲しみを見過ごせず、道を尋ねるふりをして声をかける。その一方で、春は剛という男性を尾行しながらその様子を確かめる日々を過ごしていた。春は子どもの頃、街で見かけた雪子や剛に声をかけた過去があった。そんな春の行動に気づいていた剛が彼女の職場に現れ、また春自身が再び雪子に声をかけたことで、それぞれの関係が動きはじめる。春は2人と過ごす中で、自分自身が抱える母への思いや悲しみと向き合っていく。
「スウィートビターキャンディ」「あいが、そいで、こい」の小川あんが春役で主演を務め、雪役で中村優子、剛役で眞島秀和が共演。
ネット上の声
- 道端で偶然出会った人々が、打ち解けて意気投合する様子…かと思いきや...
- 杉田協士監督作で反復される“うた”。多摩映画としての一面にもご注目
- ものすごくよくわかったうえで、背景を語らない方法を選択している映画で、もうこれは
- 春原さんのうたがものすごく好きだったので、すごく楽しみだったんですけど、あんまり
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間84分
- 監督杉田協士
- 主演小川あん
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幽霊について「語る」ことに焦点をあてたユーモラスな4つの寓話でつづったヒューマンドラマ。
とある郊外の街に滞在して小説を執筆する作家の男性が、街にとりつかれてさまよう様子を描いた第1話「CAT IN THE FOG」、森の奥で父親のオバケを探す姉妹を描く第2話「SISTER’S VIEW」、亡き兄のパートナーと共同生活を送る青年が突然兄の幽霊になったと言い出す第3話「幽霊を愛する方法」、自分の生き方や社会に疑問を抱く就職活動中の女性が盲目の旅人からある示唆を受ける姿を描いた第4話「むかしむかし、ある国で」。それぞれの幽霊についての語りが時に重なり合いながら、やがておぼろげにひとつの世界をつくり出していく。
出演は「PLASTIC」の小川あん、「窓辺にて」の斉藤陽一郎、「サマーフィルムにのって」の祷キララ、舞台を中心に活動する伊東沙保。「ボディ・リメンバー」で監督デビューした俳優・山科圭太の監督第2作。
ネット上の声
- この映画、出鱈目?
- シンプルに構想6年とかの力作レベル
- トークショーで 皆が言うてた
- 1話目が出色の出来
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督山科圭太
- 主演小川あん
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さまざまな甘い罠や不安が取り巻く現代社会の中で、自分を見失っていくひとりの女性を描いた心理サスペンススリラー。
婚約者の浮気を知った直子は、不思議な魅力をもった同僚の山口紗季に導かれてマッチングアプリを始める。アプリを通じてさまざまな男と出会い、お金を受け取りながら、かりそめのデートを繰り返す直子は、日に日に派手になっていく。 自分自身の姿形が次第に山口に似てきていることに気づき動揺するも、やめることができない直子。そうすることで不安も取り除かれていると錯覚する彼女は、次第に自分を見失っていき、さらなる不安の渦に沈んでいく。
「夜明けまでバス停で」「鯨の骨」などの大西礼芳が主人公の直子を演じ、「スパイの妻」「偶然と想像」などで活躍する玄理が直子を魅了する女性・山口を演じた。監督は、短編「午後3時の悪魔」が札幌国際短編映画祭など国内外の映画祭で上映されて注目され、これが長編デビュー作となる池田健太。
ネット上の声
- 二重性が描かれる作品は古今東西大量にあるが、マッチングアプリによる...
- 感染する“山口”
- 多くを望まない女の穏やかな日々が、浮気する婚約者の失踪をきっかけに崩れだす
- 自分を演じて生きてる
サスペンス
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督池田健太
- 主演大西礼芳
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「ピンカートンに会いにいく」「天国はまだ遠い」「あいが、そいで、こい」などで活躍する小川あんの主演で、大人と子どもの間で揺れる女子高生の、甘くて苦いひと夏の恋を描いた青春群像劇。大学受験を控えている女子高生のサナエは、同性のグループや人と交わるのが少し苦手だった。大人にならなければと自分でも思っているが、なかなかうまくいかない。夏休みになると、家には東京の大学に通う姉が帰ってきて、それに加えて、両親の都合で家政夫を雇うことになる。やってきた家政夫の裕介は、最初は無骨で少し怖かったが、サナエは彼を知っていくうちに、どこか自分と似ている部分があることに気づく。それは彼女にとっての甘い初恋だったが……。サナエが恋心を抱く家政夫の裕介役に「カナリア」の石田法嗣。監督は「太陽を掴め」「新しい風」の中村祐太郎。
ネット上の声
- ポップコーンボム
- サナエの苦悩
- 少しコミュ障な女子高生と、過去の自らの過ちから人との関わりを避ける青年という、ぎ
- 前作「新しい風」がめちゃくちゃ面白すぎて期待値を上げすぎたが途中までは良い感じに
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間107分
- 監督中村祐太郎
- 主演小川あん
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鹿児島県の長島町を舞台に、夢に破れた青年と島を愛する女性が織りなす、不器用で切ないひと夏の恋物語。
現代の鹿児島県長島町。プロサッカー選手の夢を諦め、無気力な日々を送るため故郷に戻った萩尾亮。そこで彼は、島の観光PR動画制作に情熱を燃やす同級生、丹羽花菜と再会。最初は乗り気でなかった亮も、撮影を手伝ううちに島の魅力と花菜のひたむきさに心惹かれていく。しかし、彼には島を離れなければならない事情が。淡い恋心と未来への葛藤。ひと夏の終わりが近づく中、二人が見つけ出す答えとは。
ネット上の声
- 有り得ない、とは言わないけど……
- 人が死ぬ必要がない
- 青春サマー!
- 序盤、諦めそうだったものの、水の映画が好きなもんだから、こんなにも水を感じれるこ
青春
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間115分
- 監督柴田啓佑
- 主演小川あん
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国内外の映画祭や広告賞で評価されている4人の新鋭監督による、不条理な恐怖の物語を集めたホラーショートフィルム集。
抑圧的な恋人と婚約したばかりの主人公の女性・楓が、夜道で出会ったひとりの女から犬のように吠えられ、それ以来その女のことを忘れられなくなってしまう姿を描いた「犬」、とあるパーティに出かけた夫婦が、大勢の人々で賑わう会場で得体の知れない狂気に包まれていく「Rat Tat Tat」、湖のほとりで飲み会を楽しんでいた若者たちが、仲間のひとりが溺れかけたことをきっかけに水の呪いに飲み込まれていく「洗浄」、不慮の事故で友人を亡くした高校生・麻木の周囲でおかしな現象が起こりはじめる様子をつづった「VOID」の4作品で構成される。
「犬」では、「彼女はひとり」の中川奈月が監督、「彼方のうた」「PLASTIC」の小川あんが主演を務めた。「Rat Tat Tat」は監督・佐久間啓輔×主演・錫木うり、「洗浄」は監督・宮原拓也×主演・夏子、「VOID」は監督・岩崎裕介×主演・野内まる。
ネット上の声
- うーん😔 どれもどれ
- 意味の分からない話し
- 日常の延長上における不条理さ、不気味さが描かれていたが、少し難解すぎた処が欠点
- 4人の新進気鋭の映画監督が「ホラー」という枠組みだけ与えられて作った4本立て短編
ホラー
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間80分
- 監督中川奈月
- 主演小川あん
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1970年代の音楽と熱狂に魅せられた若者たち。伝説のサイケデリック・ロックバンド「エクス・マキナ」のレコードを巡る、時を超えた青春の旅路。
現代と1970年代の日本が交錯する物語。音楽好きの高校生イブキは、伝説のサイケデリック・ロックバンド「エクス・マキナ」のギタリストだった恋人、ゲンタの行方を追い続けている。一方、同じく高校生のジュンは「エクス・マキナ」の唯一のアルバム『PLASTIC』のレコードを探し求め、その幻の音源に魅了されていく。二人の探求は、やがてバンドのヴォーカルだったキムラと出会うことで交錯。キムラが語るバンドの過去、そしてゲンタの失踪の真相。70年代のカウンターカルチャーの熱気、音楽への純粋な情熱、そして若者たちの葛藤が、一枚のレコードを通して現代に蘇る。音楽が繋ぐ、切なくも美しい青春群像劇。
ネット上の声
- 特になんの先入観もなく薦められた映画を久しぶりに見たけど、総合的には良作品だった
- エクスネ・ケディ
- 舞台挨拶鑑賞
- 自分が渋めなチョイスかました割に、結構王道な前半といきなり後半で叙情的な描写多め
音楽
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督宮崎大祐
- 主演小川あん
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内向的な性格で、自分の意見や感情を上手に表現できない女の子・レイ。恋人の中村との時間は穏やかだが、情熱的な何かはない。ある夜レイは、幼い頃に母が離婚し離れ離れになってしまった実の父に会いたいと強く願い、静かな彼女の心に情熱がともる。
ネット上の声
- 「赦し」で惚れた女優さん松浦りょうさん出ているやん!って観たんやが、主演は小川あ
- 〖レイのために〗(映画/日本/2019)
- ストーリーはあるハズなのにセリフや演出が抽象的すぎて意味不明になってしまっていて
- やりたくなる気持ちはとても分かるが、フィクションが成立するためにはやらない方がい
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督坂本ユカリ
- 主演小川あん
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ほろにが群像コメディ
コーヒーにこだわるマスターがいるカフェに集う一癖ある客たち。やめたい芸人、鬼マネージャー、売れない役者、そして、貢ぐ女。やがてそれぞれの夢がからみ合っていく…。ちょっとおかしくて温かい気持ちになれる作品。
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督高山直美
- 主演仙田遥平
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遠い昔に交わした一つの約束。時を経て、二人の運命が再び交差する。果たされなかった約束の行方を描く、切ない物語。
学生時代、固い約束を交わして別れた二人の男女。それぞれの道を歩み、長い年月が過ぎた今、約束の日が近づいていた。男は、記憶の片隅に残る約束を胸に、思い出の場所へと向かう。彼女は果たして現れるのか。過ぎ去った時間、変わってしまった自分たち、そして変わらない想い。約束の時間を前に、二人の過去と現在が静かに交錯し始める。忘れられない約束が導く、運命の一日。
ネット上の声
- 小川あん見たくてU-NEXTで出演作漁っていたらば、木村知貴も出ていたからばこれ
- 粗の目立つ。
- 舞台挨拶鑑賞
- 3年前みた時は岸学やん!しかならなかったけど、ファーストサマーウィカ出てるのは豪
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間48分
- 監督ごとうたつや
- 主演小川あん
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映画監督を志す助監督の蒼は、プロデューサー・鳥海に長編映画の脚本を持ち込む。念願の打ち合わせに臨む蒼だが、意気込んでいた方向には話は進んでいかない。
ネット上の声
- リアリティある性加害の現場を見せられて、さあどう展開してくんだろと思ってたらその
- 当たり前に、男女問わず性差別とかハラスメントとかこのシーンみたいなことが身近にあ
- 私ですら該当する経験があるんだから、この世にはたくさんの透明の暴力があるんだろう
- ハーヴェイ・ワインスタインの事件が日本でもあるんだろうなと思わせるリアルな質感で
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間15分
- 監督大富いずみ
- 主演小川あん