純真な愛を踏みにじられた少女の悲劇。社会の無慈悲な視線の中、絶望の淵へと追いやられる魂の叫びを描くサイレント映画の傑作。
20世紀初頭のデンマークの小さな町。裕福な商人の息子に恋をした純粋な少女シリー。しかし、彼女は恋人に裏切られ、妊娠したまま捨てられてしまう。たった一人で子供を産み育てる決意をするも、保守的な町の住民からの冷たい視線と非難が彼女を追い詰める。愛する我が子を守りたい一心で、社会の偏見と孤独に抗うシリー。救いのない現実の中で、彼女が下す最後の決断とは。
ネット上の声
- 信じる心は救われるって、どの宗教も同じようなものなのに、キリスト教はユダヤ教を信
- ドライヤー監督がデンマークを離れて初めてドイツで制作した4作目
- これも『サタンの書』帝政ロシア版と言えるかもしれない
- ドライヤーは、怒れる群衆の撮り方が本当に巧い
ヒューマンドラマ
- 製作年1922年
- 製作国ドイツ
- 時間---分
- 監督カール・Th・ドライヤー
- 主演アデーレ・ロイター=アイヒベルク