「アレックス」「CLIMAX クライマックス」などで知られるフランスの鬼才ギャスパー・ノエ監督が、認知症の妻と心臓病の夫が過ごす人生最期の日々を、2画面分割映像による2つの視点から同時進行で描いた作品。「病」と「死」をテーマに、誰もが目を背けたくなる現実を冷徹なまなざしで映し出す。
心臓に持病を抱える映画評論家の夫と、認知症を患う元精神科医の妻。離れて暮らす息子はそんな両親のことを心配しながらも、金銭の援助を相談するため実家を訪れる。夫は日ごとに悪化していく妻の認知症に悩まされ、ついには日常生活にまで支障をきたすように。やがて、夫婦に人生最期の時が近づいてくる。
ホラー映画の名匠ダリオ・アルジェントが夫役で映画初主演を果たし、「ママと娼婦」などの名優フランソワーズ・ルブランが妻、「ファイナル・セット」のアレックス・ルッツが息子を演じた。
ネット上の声
- 今までのギャスパーノエ映画と比べものにならないほど静かな作品
- ギャスパー・ノエ映画ならではの未曾有体験
- 映画=夢=人生の比喩はある種の救い
- ある老夫婦の人生最後の時間を
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国フランス
- 時間148分
- 監督ギャスパー・ノエ
- 主演ダリオ・アルジェント