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「わたしたちの家」で国内外から注目を集めた清原惟監督が、東京郊外の街・多摩ニュータウンを舞台に、世代の異なる3人の女性それぞれの“ある日”を温かいまなざしでつづったドラマ。
高度経済成長期とともに開発され、入居開始から50年が過ぎた多摩ニュータウン。太陽の光が降り注ぐなか、公園と団地がどこまでも続くかのようなこの街には、穏やかで豊かな時間が流れている。ある春の日。誕生日を迎えた知珠は友人から届いた引っ越しハガキを頼りに、ニュータウンの入り組んだ道を歩く。ガス検針員の早苗は早朝から行方不明になった老人を捜し、大学生の夏は亡き友人が撮った写真の引換券を持って友人の母に会いに行く。それぞれの理由で街の中を移動する3人の女性たちは、街に積もり重なる記憶に触れ、知らない誰かについて思いを巡らせる。
「ふきげんな過去」の兵藤公美が知珠、「小さな声で囁いて」の大場みなみが早苗、「レジェンド&バタフライ」の見上愛が夏を演じた。2023年・第73回ベルリン国際映画祭フォーラム部門出品。
ネット上の声
- 「すべての夜を思いだす」をめぐる記憶の記録
- 抜群の映画センス、ひよわな脚本
- スカラシップを取って
- ほとんど忘れ去られる
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督清原惟
- 主演兵藤公美
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2024年・第37回東京国際映画祭「Nippon Cinema Now」部門上映作品。
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間113分
- 監督滝野弘仁
- 主演平野鈴
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これが長編初作品となる新鋭・山本英監督が、心がすれ違うカップルの熱海旅行を通し、それぞれの愛や自身の行方を描いた一作。結婚を考え始めた遼と、結婚には乗り気ではない沙良。2人は互いの溝を埋めようと3泊4日で熱海に旅行へ出かけるが、旅の間も心はすれ違うばかり。2人は漠然とした将来への不安から、未来図を描けずにいたが……。これまで主に短編などを手がけてきた山本監督は「回転(サイクリング)」がPFFアワード2016に入選し、東京藝術大学院映像研究科の修了作品として手がけた本作も第40回ぴあフィルムフェスティバル・PFFアワード2018に選出された。
ネット上の声
- 主演の大場みなみが素晴らしい声の持ち主であることは舞台で演じる彼女の芝居を見たこ
- 濱口竜介っぽいという言葉をよく見かけるが、自分としてはむしろアンチハマリュー、ア
- 大葉さん血の轍の朗読の時もすごいひきこまれたってのに好みの山本監督が加わってしま
- 確かさと曖昧さ 束ねた感情を体外に排出するようにクネクネと身体を伸縮させる、男女
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督山本英
- 主演大場みなみ