ぴあフィルムフェスティバルのスカラシップを得て製作した劇場デビュー作「不灯港」が国内外で高い評価を得た内藤隆嗣監督が、Kバレエカンパニーのプリンシパルとして活躍する宮尾俊太郎を主演に迎えて描いた短編作品。マタギを生業とする山奥の小さな村。寡黙で真面目な鉄砲撃ちの青年・吾郎は、山に宿るという女神を敬い、師匠や仲間とともに伝統的な手法で狩りを行っている。恋仲にある由恵との結婚も真剣に考え、愛し合う2人は幸せの絶頂にいるはずだったが、ある日突然、悲劇が襲う。山の女神の怒りに触れてしまったのかと失意の底に落ちた吾郎は、山の中で不思議な世界に迷い込んでしまう。宮尾が主人公の吾郎、恋人の由恵を橋本マナミを演じ、ブラザートムが師匠の平蔵役に扮した。内藤監督が2009年に手がけた短編「梅子」が同時上映。
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間35分
- 監督内藤隆嗣
- 主演宮尾俊太郎