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代表作である「霧の中のハリネズミ」などで知られ、日本でも広く愛されるロシアのアニメーション作家、ユーリー・ノルシュテイン。ロシアによるウクライナ侵攻開始から1年後の2023年にノルシュテインにインタビューを行い、その内容をまとめた作品。
2022年2月、ロシアがウクライナへ侵攻を開始した。世界はさらなる混迷を極め、錯綜する情報と増え続ける死者に人々は呆然とした。そんな世界情勢のなか、モスクワに住むノルシュテインは、何を考えているのか。ロシアのウクライナ侵攻開始から1年を経た2023年、合計で3回のインタビューが実現した。インタビューは1回目が2月22日、2回目が7月3日、3回目が8月24日に行われ、合計で8時間にもおよぶものとなった。本作は、そのインタビューで語られたノルシュテインの言葉をまとめたもので、ノルシュテインが戦争、そして文学、芸術について語りつくした。
監督は、これまでにもドキュメンタリー「ユーリー・ノルシュテイン『外套』をつくる」などを手がけてきた才谷遼。
ネット上の声
- これはどの程度、当局による監視を意識したものなのか、その辺がわからないとなんとも
- 途中また寝てしまったのだけどよかった おだやかなかわいらしいおじいちゃんでかなり
- ノルシュテインの作品見る前にこっち見てしまったのでフーム……という感じでスルスル
- 目黒シネマでコッププレゼントというのに惹かれて、二本立てを見に行ってきた
ドキュメンタリー
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督才谷遼
- 主演ユーリー・ノルシュテイン
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「話の話」「霧の中のハリネズミ」など数々の名作を生み出したロシアを代表するアニメーション作家ユーリー・ノルシュテインを追ったドキュメンタリー。手塚治虫、宮崎駿、高畑勲といった日本の巨匠をはじめ、世界中のアニメーション作家たちから敬愛されているノルシュテイン。彼はロシアの文豪ゴーゴリの短編小説「外套」のアニメーション作品に取りかかっているが、30年以上かかっても完成には至らず、近年は撮影もストップしているという。2016年6月、モスクワにあるノルシュテイン・スタジオ「アルテ」に向かったカメラが見たのは、膨大な数のスケッチ、キャラクターパーツ、そして埃をかぶった撮影台だった。なぜノルシュテインは題材に「外套」を選んだのか、そして「外套」が完成する日は来るのか。未完の映像群を織り交ぜながら、ノルシュテインの心境が自身の言葉で語られていく。監督はノルシュテインと古くから交流を持つ「セシウムと少女」の才谷遼。
ネット上の声
- 外套の一部のシーンが映された時、体調の優れない中作ってくれてありがとう!と言った
- 人々の生活についてやゴーゴリに対する思い等、ノルシュテインの話す内容はすごく興味
- ノルシュテインによる切り紙アニメーションの制作過程を部分的に知ることができる点と
- 持論も持論なのでスルーしていただきたいのですが、寒い地域で生まれた人特有の忍耐力
ドキュメンタリー
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督才谷遼
- 主演ユーリー・ノルシュテイン