「話の話」「霧の中のハリネズミ」など数々の名作を生み出したロシアを代表するアニメーション作家ユーリー・ノルシュテインを追ったドキュメンタリー。手塚治虫、宮崎駿、高畑勲といった日本の巨匠をはじめ、世界中のアニメーション作家たちから敬愛されているノルシュテイン。彼はロシアの文豪ゴーゴリの短編小説「外套」のアニメーション作品に取りかかっているが、30年以上かかっても完成には至らず、近年は撮影もストップしているという。2016年6月、モスクワにあるノルシュテイン・スタジオ「アルテ」に向かったカメラが見たのは、膨大な数のスケッチ、キャラクターパーツ、そして埃をかぶった撮影台だった。なぜノルシュテインは題材に「外套」を選んだのか、そして「外套」が完成する日は来るのか。未完の映像群を織り交ぜながら、ノルシュテインの心境が自身の言葉で語られていく。監督はノルシュテインと古くから交流を持つ「セシウムと少女」の才谷遼。
ネット上の声
- 外套の一部のシーンが映された時、体調の優れない中作ってくれてありがとう!と言った
- 持論も持論なのでスルーしていただきたいのですが、寒い地域で生まれた人特有の忍耐力
- ノルシュテインによる切り紙アニメーションの制作過程を部分的に知ることができる点と
- この日本人監督はノルシュテイン作品を本当に好きなんだろうか、と途中からモヤモヤし
ドキュメンタリー
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督才谷遼
- 主演ユーリー・ノルシュテイン