隔絶された村で生きる、純朴な青年ラザロ。ある出会いが、偽りの楽園に隠された衝撃の真実を暴き出す寓話的物語。
20世紀後半、イタリア。外界から隔絶されたインヴィオラータ村。純朴で心優しい青年ラザロは、小作人として搾取されながらも、誰にでも親切に接する日々。ある日、彼は侯爵夫人の息子タンクレディと出会い、友情を結ぶ。タンクレディが企てた狂言誘拐をきっかけに、村が世間から隔離され、違法な搾取が行われていたという衝撃の事実が発覚。解放された村人たちを待ち受ける、現代社会の冷たい現実。時を超えて純粋さを保ち続けるラザロの旅が始まる。
ネット上の声
- 不思議で、美しくて、切ない。すごい余韻。
- 搾取の構造を寓話的に描いた傑作。純粋なラザロの瞳を通して見る現代社会はあまりにも残酷。狼のシーンが象徴的で忘れられない。
- 全部は理解できなかったかもだけど、ラザロの純粋さに胸を打たれた。観終わった後、色々考えさせられる映画。
- 主人公、マジで聖人すぎて逆に怖いレベル。イタリアの田舎の風景が綺麗だった。
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国イタリア
- 時間127分
- 監督アリーチェ・ロルヴァケル
- 主演アドリアーノ・タルディオーロ