地方都市に生きる若者たちの、終わらない日常と未来への予感。現実と虚構が交錯する、全く新しい形の青春映画。
2018年、埼玉県深谷市。地元の若者たちが集まり、ひとつの映画制作が始まる。ラッパーを目指す青年、その仲間たち。彼らはカメラの前で自分自身を演じ、ありのままの日常をさらけ出す。単調な風景、仲間との他愛ない会話、そして時折見せる未来への漠然とした不安と希望。これはドキュメンタリーなのか、フィクションなのか。境界線が曖昧になる中で、彼らのリアルな息遣いと街の空気がスクリーンに焼き付けられる。予測不能な展開の先に、若者たちが見つけるものとは。現代日本の地方都市を舞台にした、全く新しい形の青春映画の誕生。
ネット上の声
- 誰かが言ってた「きみの鳥はうたえる」の10代バージョン、という言葉
- 自分のまわりで普通に起きていそうなありふれた人間関係に熱い視線を送るこの監督らし
- 立入禁止の景色に足を踏み入れること、好きな人から送られてくる風景に思いを馳せるこ
- スマートフォンを快活に見つめ返す男女は、当然のことながら、我々が目撃するこの映画
青春
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間67分
- 監督三宅唱
- 主演伊藤帆乃花