ハンガリーを代表する天才プロレタリア詩人ヨーゼフ・アッティラ(1905ー37)へのオマージュを捧げた一編。アッティラは32歳の若さで鉄道自殺を図っているが、彼の詩はその死後もハンガリー動乱、共産党の独裁政治といった暗黒時代においても、世代を越えて支持され続けた。本作品は、そのアッティラの少年時代の自殺未遂事件を軸に、彼の詩の世界の映像化に迫ろうとした、いかにも短編映画らしい試みがなされた作品といえる。幻想場面での寒々しいハンガリーの原野の光景などが見どころ。監督はコーシャ・フェレネック。
ネット上の声
- ヨーゼフ自身の眼差しの様に憧れに満ちて母親を見つめるカメラは母の動き全てを視界に
- ハンガリーを代表する詩人ヨーゼフ・アッティラへのオマージュを捧げた作品
- 製作年1967年
- 製作国ハンガリー
- 時間20分
- 監督フィレンツ・コーシャ
- 主演シュテルン・ミクローシュ