「そして僕は恋をする」などで知られるフランスの名匠アルノー・デプレシャンが監督・脚本を手がけた青春ドラマ。長い海外生活を終えて故郷フランスへ戻ることになった外交官で人類学者のポールは、パスポートに問題が見つかり空港で止められてしまう。自分と同じ名前のパスポートを持つ男に共産圏のスパイ疑惑がかけられていると聞いたポールは、心の奥にしまい込んでいた青春時代の思い出を呼び起こしていく。決して平凡とは言えなかった少年時代、危険に満ちたソ連への旅、そして憧れの女性エステルとの恋。パリの大学に通うポールと故郷リールで暮らすエステルは、互いを思いながら毎日のように手紙を書きつづっていた。数十年ぶりにエステルからの手紙を読み返したポールは、ある真実に気づく。若き日の主人公ポールとエステルには、本作が映画デビュー作となる新人俳優カンタン・ドルメールとルー・ロワ=ルコリネを抜擢。デプレシャン監督作の常連で「そして僕は恋をする」でも主人公ポールを演じた名優マチュー・アマルリックが現在のポールを演じた。
ネット上の声
- アルノー・デプレシャン監督の映画を観てみたくて鑑賞
- 思い出はフランス映画をさらに「美しく」する
- 少々バランスを欠く我が青春の三つの思い出
- 少々バランスを欠く我が青春の三つの思い出
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国フランス
- 時間123分
- 監督アルノー・デプレシャン
- 主演カンタン・ドルメール