孤独な借金取りと、伝統歌劇の若きスター。魂が共鳴する時、二人の運命が静かに動き出す、1980年代サイゴンの物語。
舞台は1980年代のサイゴン。暴力で借金を取り立てる孤独な男ユンと、ベトナムの伝統歌劇「カイルオン」の若きスター、リン・フン。取り立て屋と役者、住む世界が違う二人が、ある夜、運命的に出会う。最初は反発し合うも、共にカイルオンを愛する者として、互いの内に秘めた芸術への情熱と孤独に触れ、次第に魂を共鳴させていく。しかし、彼らの前には厳しい現実の壁。ソンランの乾いた音が響く中、二人の関係は予測不能な一夜へ。
ネット上の声
- 80年代ベトナムの湿度まで伝わってくるような映像美。孤独な2人の魂が静かに惹かれ合う様子が、伝統歌劇の調べと相まって本当に切なくて美しいです。
- いわゆるBLとは違う、もっと魂の結びつきみたいな話。多くを語らないのに感情が伝わってきて、ラストは分かってても胸が苦しくなった。
- え、これで終わり…?救いがなさすぎてちょっと辛い。
- ベトナム映画って初めて観たけど、こんなに良いとは。主演2人の佇まいが素晴らしいね。
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国ベトナム
- 時間102分
- 監督レオン・レ
- 主演リエン・ビン・ファット