ある朝、パリが止まった。エッフェル塔の頂上から見下ろす、時が静止した街。奇妙な現象に巻き込まれた人々のシュールな冒険。
1920年代のパリ。エッフェル塔の夜警は、ある朝、塔の上から信じられない光景を目にする。眼下に広がるパリの街が、人々も車も、全てが完全に静止していたのだ。塔から降りると、同じく飛行機でパリに到着した数人の乗客たちと出会う。彼らだけが、なぜか自由に動き回ることができた。原因は、ある科学者の発明した「停止光線」。時が止まった街を独占し、やりたい放題の日々を楽しむ一行。しかし、その奇妙で自由な生活も長くは続かない。彼らはパリを元の姿に戻すことができるのか。
ネット上の声
- 授業で見た、お洒落でユーモアでかわいくてみんな大好きフランス映画〜って感じですご
- 時間の止まったかのようなパリを舞台にした、あまりにも荒唐無稽な短編ながら、時が止
- 本作あたりから映画という文化に物語性が帯びるようになるという映画史的に重要な一作
- この時が止まるストーリー設定が、当時の人の発想でここまでのクオリティができたこと
ファンタジー、 ヒューマンドラマ
- 製作年1923年
- 製作国フランス
- 時間60分
- 監督ルネ・クレール
- 主演アンリ・ロラン