より良い生活を求め、ウクライナからオーストリアへ渡った看護師のオルガ。彼女を待っていたのは、西側社会の冷たさと、老人介護施設での過酷な労働。一方、ウィーンで失業した警備員のパウリは、義父と共に一攫千金を夢見て東欧へ。しかし、そこは希望とは程遠い荒涼とした世界。交わることのない二人の人生を並行して描きながら、現代ヨーロッパが抱える経済格差と人間の尊厳という普遍的なテーマを浮き彫りにする。ドキュメンタリーのようなリアリズムで人間の赤裸々な姿を映し出す、強烈な社会派ドラマ。
ネット上の声
- どんなに貧しくてて辛くても。
- シビアな生と〝性”の実相、その一つの側面
- そこに入る理由が有れば出る理由も有る、同時に行きたくても行けず帰りたくても帰れな
- オーストリアの鬼才、ウルリッヒ・ザイドル監督による長編映画で、東ヨーロッパと西ヨ
ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国オーストリア
- 時間135分
- 監督ウルリヒ・ザイドル
- 主演エカテリーナ・ラク