タイ映画として初めてカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した「ブンミおじさんの森」で知られ、同作が日本での劇場初公開作となったアピチャッポン・ウィーラセタクン監督が2006年に発表した長編作品。ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品された。日本では劇場未公開のままだったが、15年、ウィーラセタクン監督作の新作「光りの墓」の劇場公開にあわせ、劇場公開が実現。地方の病院が舞台の前半と、都市の近代的な病院が舞台の後半の2つのパートに分かれ、ウィーラセタクン監督作でたびたびモチーフとなる「記憶」と「未来」を、前半と後半で医師と患者の会話や恋といったエピソードを反復することで描き出していく。
ネット上の声
- 人じゃなかったら、きっと大きな木だろう、と感じるひとのことをいつも好きになる
- 久しぶりのアピチャッポン!! 4作品目
- 実験映画。
- 田舎の病院と都会の病院を前後編にかけて殆ど同じキャストで、似通った台詞と共に反復
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国タイ,フランス,オーストリア
- 時間105分
- 監督アピチャッポン・ウィーラセタクン
- 主演ナンタラット・サワッディクン