フィンランドの名匠アキ・カウリスマキが5年ぶりにメガホンをとり、孤独を抱えながら生きる男女が、かけがえのないパートナーを見つけようとする姿を描いたラブストーリー。カウリスマキ監督による「パラダイスの夕暮れ」「真夜中の虹」「マッチ工場の少女」の労働者3部作に連なる4作目で、厳しい生活の中でも生きる喜びと誇りを失わずにいる労働者たちの日常をまっすぐに映し出す。
フィンランドの首都ヘルシンキ。理不尽な理由で失業したアンサと、酒に溺れながらも工事現場で働くホラッパは、カラオケバーで出会い、互いの名前も知らないままひかれ合う。しかし不運な偶然と過酷な現実が、2人をささやかな幸福から遠ざけてしまう。
「TOVE トーベ」のアルマ・ポウスティがアンサ、「アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場」のユッシ・バタネンがホラッパを演じ、「街のあかり」のヤンネ・フーティアイネン、「希望のかなた」のヌップ・コイブが共演。2023年・第76回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。
ネット上の声
- レトロな雰囲気が最高!めっちゃ好きだった。
- カウリスマキ監督らしい、不器用な大人たちのラブストーリー。じんわり心に沁みました。
- ラジオから流れる戦争のニュースが現実を突きつけるけど、それでもささやかな希望を見つける二人に感動。音楽の使い方も絶妙で、余韻がすごい。
- 不思議な世界観。スマホが出てこないから時代が分からなくなる感じ。ちょっとウトウトしちゃったけど、それもまた味かもw
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国フィンランド,ドイツ
- 時間81分
- 監督アキ・カウリスマキ
- 主演アルマ・ポウスティ