2009年7月に他界したマレーシアの女性監督ヤスミン・アフマドの長編映画としての遺作となった作品。音楽コンクール「タレンタイム」(才能の時間=タレントタイム)が開催される高校で、ピアノの上手な女子学生ムルーは、耳の聞こえないマヘシュと恋に落ち、二胡を演奏する優等生カーホウは、成績優秀で歌もギターも上手な転入生ハフィズを嫌っていた。
コンクールに挑戦する生徒たちの青春を描きながら、マヘシュの叔父に起きる悲劇や、ムルーとの交際に強く反対するマヘシュの母、闘病を続けるハフィズの母など、民族や宗教の違いによる葛藤を抱えた人々の様子を通して、多民族国家としてのマレーシア社会を映し出す。
日本ではアフマド監督急逝後の2009年10月開催の東京国際映画祭で上映されたのち、8年後の2017年に劇場公開された。アフマド監督没後15年となる2024年にもリバイバル公開。
ネット上の声
- 何度でも観たい
- ここで終わりなのといった中途半端なラストと放置プレイのような物語の結末の唐突さが
- これは多民族の社会で実際に暮らしている現地の人にしか感じられない部分もあるんだろ
- ・観終わっても、そういえばタレンタイムって何だろう?と考えてるけど...
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国マレーシア
- 時間115分
- 監督ヤスミン・アフマド
- 主演パメラ・チョン