「嘆きのピエタ」でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した鬼才キム・ギドクの監督作で、その狂気に満ちた過激すぎる内容から韓国で上映制限がかけられた問題作。韓国のとある上流家庭。夫の不倫に嫉妬心を燃えあがらせた妻は、夫の性器を切り落とそうとするが失敗し、自分の息子に矛先を変える。妻は夫と息子を残して家を飛びだし、性器を失った息子は生きる自信さえもなくしてしまう。息子への罪悪感に苦しむ父は、ある方法で解決策を見出し、息子と新たな関係を築いていく。ところがそこへ、行方をくらましていた妻が帰ってきて……。全編にわたってセリフを排し、「笑う」「泣く」「叫ぶ」の3つの感情要素だけで、人間の欲望や家族についての壮絶なドラマを描いていく。夫役に「悪い男」のチョ・ジェヒョン。
ネット上の声
- 監督のド変態ぶりに、開いた口が塞がらない
- 仏頭の下にナイフを隠すなんて罰当たりめ!
- 人間の業は表裏一体のメビウスの輪のように
- 観終わって、股間がムズムズする…(苦笑)
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国韓国
- 時間83分
- 監督キム・ギドク
- 主演チョ・ジェヒョン