落語の演目「芝浜」に魅入られた噺家の、芸と現実が交錯する日々。夢か現か、男が辿り着く境地とは。
売れない若手落語家、三語郎。彼が挑むのは、大ネタ「芝浜」。大金入りの財布を拾った男が、女房に「あれは夢だった」と諭される人情噺だ。しかし、稽古を重ねるほどに、三語郎は物語の世界と自身の現実との境界を見失っていく。恋人との関係、芸への葛藤。虚構と現実が入り混じる中で、彼は噺家として、一人の人間として、本当の「オチ」を見つけ出すことができるのか。芸の深淵を覗き込む、一人の男の物語。
ネット上の声
- 落語家の芸と実生活がリンクしていく様がすごく人間臭くて引き込まれた。最後は不覚にも泣いてしまった。
- 派手さはないけど、じわじわくる人間ドラマ。見終わった後に色々考えさせられる。
- 泣けるって聞いてたけど、そこまでではなかったかな。でも独特の雰囲気は好き。
- これぞ邦画の良作!
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督壱岐紀仁
- 主演友部康志