ナチスドイツの精神病院、そこは「生きる価値のない命」が消される場所。少年の瞳が映し出す、残酷な時代の真実。
舞台は1940年代、ナチス政権下のドイツ。イェニシェの血を引く少年エルンストは、その出自から「問題児」とされ、精神病院へ送られる。当初は反抗的な態度を見せていたエルンストだが、次第に他の患者たちと心を通わせていく。しかし、彼は病院の恐るべき秘密に気づいてしまう。ナチスの優生思想に基づき、障がいを持つ人々が「安楽死」させられているという事実。次々と仲間が消えていく中、エルンストはささやかな抵抗を試みる。純粋な少年の視点から、ナチスによる非道な計画の恐怖を描き、命の尊厳を問いかける衝撃の実話。
ネット上の声
- 主人公の男の子の演技がすごすぎる。ただ悲しいだけじゃなくて、力強い眼差しが忘れられない。多くの人に見てほしい歴史の事実。
- ナチスドイツの暗黒面を描いた重いテーマだけど、知っておくべき歴史。淡々と進むからこそ、逆に恐ろしさが際立つ感じだった。
- 胸が締め付けられました。本当にあった話なんですね…。
- 安楽死政策という、あまり光が当たらない部分に焦点を当てた意欲作。派手さはないけど、静かに訴えかけてくる映画だった。
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国ドイツ
- 時間106分
- 監督カイ・ヴェッセル
- 主演イヴォ・ピッツカー