監督として「太陽を掴め」を手がけたほか、「岬の兄弟」「全員死刑」などで俳優としても活動する中村祐太郎が、大学時代からたびたびコンビを組んでいる木村暉の脚本によって撮り上げ、不安定だがどこか幸せな恋人たちの日常と喪失を描いた一作。20代後半の貴哉と桜は、家賃を折半しながら狭い部屋で同棲している。桜は早く引っ越したいと考えており、貴哉が最近バイトに精を出さずに堕落しているので、自分が稼がなければならなかった。一方、どうにも調子が出ず、やる気の起こらない貴哉は、筋トレと女遊びで日々を紛らわしていたが……。貴哉役は「きみの鳥はうたえる」をはじめ三宅唱監督作に多く出演する柴田貴哉、桜役は「なりゆきな魂、」「彦とベガ」の松竹史桜。
ネット上の声
- 「若さ」が奔放で破天荒なものというより、焦燥感だったり不全感だったりの象徴であっ
- 学生時代、隣人のヤッてる音やら軋むベッドの音に毎日苛立っていたから、当時の生活が
- 『現代思想』で玉城ティナが書いた澁澤龍彦の『快楽主義の哲学』のブックガイドを読ん
- 邦画界で容赦のない表現がとれるのは中村祐太郎だけだと思っている
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間61分
- 監督中村祐太郎
- 主演柴田貴哉