中国北西部の乾いた草原地帯を舞台に、放牧地にいる両親のもとを目指してラクダに乗って旅に出た幼い兄弟の冒険と成長を描いたドラマ。放牧で生計を立てる両親と離れて暮らすユグル族の兄弟バーテルとアディカー。祖父母と一緒に住んでいるバーテルは、学校の寮で暮らすアディカーに両親の愛情を奪われたと思い込んで嫉妬している。そしてアディカーもまた、兄に対して複雑な思いを抱えていた。ある年の夏休み、迎えに来るはずの父親が一向に姿を見せないことから、兄弟はラクダにまたがって両親を探す旅に出る。2014年・第27回東京国際映画祭コンペティション部門出品(映画祭上映時タイトル「遥かなる家」)。
ネット上の声
- 草原を蝕んでいく乾燥化という大自然の変動、兄弟夫々に辛い幼少期を課した家庭事情、
- 滅びゆく民族の悲しい軌跡をたどる子供たちとラクダの壮大なロードムービーで、思った
- 中国の砂漠化 少数民族の生きづらさを仲の悪い兄弟を通して切なく丁寧に描いてるんだ
- 中国西部の少数民族ってセンシティブ進行形だけど大丈夫かな〜と思いつつ鑑賞
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国中国
- 時間103分
- 監督リー・ルイジュン
- 主演タン・ロン