「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」で第67回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリを獲得したハンガリーのコーネル・ムンドルッツォ監督によるSFドラマ。人生に敗れた男と超能力を持った少年が繰り広げる逃避行を、移民問題やテロリズムといった社会問題を絡めつつ圧倒的な映像表現で描く。父とともに祖国シリアを逃れハンガリーを目指す少年アリアンは、混乱の中で父とはぐれ、国境を越えようとしたところを国境警備隊の男ラズロに銃撃されてしまう。瀕死の重傷を負ったアリアンは、難民キャンプで働く医師シュテルンのもとへ運び込まれる。医療ミスで患者を死亡させた過去を持つシュテルンは訴訟を取り下げてもらうために大金を必要としており、恋人ベラと共謀して違法に難民を逃して金を稼いでいた。シュテルンの診察を受けたアリアンは体調の異変を訴え、シュテルンの目の前で重力を操って浮遊してみせる。成り行きからアリアンを連れて難民キャンプを後にしたシュテルンは、アリアンの能力を金儲けに利用しようと思いつくが……。シュテルン役に「宇宙飛行士の医者」のメラーブ・ニニッゼ。
ネット上の声
- 奇跡を目にするまでは生き方を変えられない
- 長いわりに内容がない宗教的映画
- 難民関係の映画は、難しい・・・
- 浮遊シーンに見とれる。
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2017年
- 製作国ハンガリー,ドイツ
- 時間128分
- 監督コルネル・ムンドルッツォ
- 主演メラーブ・ニニッゼ