「大統領の料理人」のクリスチャン・バンサン監督が熟年の淡い恋を描いた法廷劇で、第75回ベネチア国際映画祭で脚本賞と男優賞を受賞した。多様な人種や階層の人々が集まる法廷で裁判長としての職務を果たしているミッシェルは、厳しく人間味がないと周囲から恐れられている。そんなある日、法廷にミッシェルがかつて思いを寄せていた女医のディットが陪審員のひとりとしてやってくる。思いがけない再会を果たしたものの、厳格な裁判長としての顔を崩さず審議を続けるミッシェル。しかし、ディットと向き合ううちに、審議は次第に人間的な温かみを帯びていき……。ミシェル役を演じたフランスのベテラン俳優ファブリス・ルキーニがベネチア映画祭で男優賞を受賞。「インフェルノ」「王様のためのホログラム」などに出演したシセ・バベット・クヌッセンがディット役を務め、第41回セザール賞の助演女優賞を受賞。
ネット上の声
- フランスの裁判の様子が見られて興味深いけど、邦画の真面目な裁判ものに慣れてると驚
- 陪審員の中にホの字の女性が……
- 恋は人をかわゆくする
- 優しさを持つには
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国フランス
- 時間98分
- 監督クリスチャン・ヴァンサン
- 主演ファブリス・ルキーニ