1960年代に「アングラの旗手」として注目を浴び、日本赤軍メンバーとしてパレスチナ革命に身を投じた伝説的映画監督・足立正生が、「幽閉者 テロリスト」以来9年ぶりに手がけた監督作。文豪フランツ・カフカの短編「断食芸人」を映画化。舞台を現代日本に移し、人々によって「断食芸人」に祭りあげられた男を取り巻く不条理で奇想天外な世界が展開される。ある日、街の片隅にどこからかひとりの男が現われて座り込む。男に興味を持った少年は、話しかけても反応せず虚空を見つめるだけの彼の姿を写真に撮り、SNSに投稿する。翌日から男の周りには、少年の投稿を見た者たちが続々と集まるように。人々は男の存在についてそれぞれ持論を展開し、やがて男は「断食芸人」に仕立てあげられていく。主人公の断食男役に「リアリズムの宿」の山本浩司。田口トモロヲがナレーションを務める。
ネット上の声
- シュールな世界
- 正体不明、動機不明の男がただ商店街の片隅で断食しているだけの50日間
- 山本浩司大好き!なんかどんどん男前になってきてるよねー
- ラストがクソな映画
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督足立正生
- 主演山本浩司