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「モロッコ、彼女たちの朝」のマリヤム・トゥザニ監督が、モロッコの伝統衣装カフタンドレスの仕立て屋を営む夫婦の愛と決断を描いたヒューマンドラマ。
海沿いの街サレの路地裏で、母から娘へと受け継がれるカフタンドレスの仕立て屋を営む夫婦ハリムとミナ。ハリムは伝統を守る仕事を愛しながらも、自分自身は伝統からはじかれた存在であることに苦悩していた。ミナはそんな夫を理解し支え続けてきたが、病に侵され余命わずかとなってしまう。そんな彼らの前にユーセフという若い職人が現れ、3人は青いカフタン作りを通じて絆を深めていく。ミナの死期が迫る中、夫婦はある決断をする。
「灼熱の魂」のルブナ・アザバルが妻ミナ、「迷子の警察音楽隊」のサーレフ・バクリが夫ハリムを演じた。2022年・第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞。
ネット上の声
- その世界に入れず
- 【”私も結婚の時にあの青いカフタンを来たかったわ。”とカフタン職人の妻は言った。”モロッコの伝統工芸カフタンの仕立て屋の夫婦愛。そして、仕立て屋の夫と若き職人の秘めた性癖を静謐なトーンで描いた作品。】
- モロッコの女性監督マリヤム·トゥザニの才能が、見事に私のストライクゾーンに飛び込
- イスラムの伝統服、カフタンに漂うエロチックな空気
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国フランス,モロッコ,ベルギー,デンマーク
- 時間122分
- 監督マリヤム・トゥザニ
- 主演ルブナ・アザバル
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イスラエルの小さな町に迷い込んだエジプトの警察音楽隊と地元民との交流をユーモラスに綴り、カンヌをはじめ世界各地の映画祭で絶賛された人間ドラマ。文化交流のためにエジプトからイスラエルへ招かれたアレキサンドリア警察音楽隊は、目的地を間違えてホテルすらない辺境の町に辿り着いてしまう。住人の家に泊めてもらうことになった彼らは、自分たちと言葉も宗教も違う人々に戸惑いながらも、音楽を通して次第に打ち解けていく。
ネット上の声
- 事前に歴史背景を掴んでから、ご覧ください
- イスラエルに来たエジプトの警察音楽隊♪
- この映画の、人と風景を見る目が好き。
- 映画をますます好きにさせてくれた作品
ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国イスラエル,フランス
- 時間87分
- 監督エラン・コリリン
- 主演サッソン・ガーベイ
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ユーセフは、結婚記念日に妻へのプレゼントを買うため、若い娘とヨルダン川西岸地区に出かける。兵士や分離フェンス、検問が待ち構える中での買い物は容易ではないのだった。
ネット上の声
- 日常化した理不尽、行って帰ってくるだけの短編で気軽に嫌な気持ちになれる
- SSFF&ASIA2020インターナショナル部門、オーディエンスアワード作品
- 最後のヤスミンが冷蔵庫を押すシーンからがとても好きだった
- 【プレゼントを買うために進む道は容易ではなかった
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国パレスチナ
- 時間25分
- 監督ファラフ・ナブルシ
- 主演サレ・バクリ
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孤独なマフィアの殺し屋が、標的の妹であった盲目の女性と出会ったことから予期せぬ人生を歩むことになる姿を描いたサスペンスドラマ。「イタリア映画祭2014」で「サルヴォ」のタイトルで上映された。
ネット上の声
- ラコステのポロシャツ
- 白い光と黒い影、コントラストの強いシチリアの乾き切った風景を、瑞々しく詩情豊かに
- (イタリア映画祭2014 『サルヴォ』) リタの感覚の視覚聴覚表現は出色だったが
- 狙われた相手の復讐に行ったところ盲目の妹が居てその女性を保護するお話
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国イタリア
- 時間106分
- 監督ファビオ・グラッサドニア
- 主演サレ・バクリ