現代ベルリンの闇へようこそ。アフリカ難民の男が、真っ当に生きようともがきながらも、裏社会の渦に飲み込まれていく衝撃作。
命からがら地中海を渡り、ドイツ・ベルリンにたどり着いたアフリカ難民のフランシス。彼は二度と悪の道には戻らないと神に誓い、真っ当な人間として生きることを決意する。しかし、難民としての彼の現実は過酷だった。不法就労、差別、貧困。そんな彼に手を差し伸べたのは、サイコパス的な魅力を持つ犯罪組織のボス、ラインホルトだった。彼の甘い言葉と暴力に抗えず、フランシスは再びドラッグ密売や犯罪の世界へと引きずり込まれていく。良心と欲望の狭間で引き裂かれ、もがき苦しむ魂。果たして彼は、この巨大都市の暗闇から抜け出し、光を見出すことができるのか。ドイツ文学の金字塔を、現代の難民問題に置き換えて描く、壮絶な叙事詩。
ネット上の声
- 前後半、計5部、3時間越え。キツい。
- 淡い赤色に照らされるフランシスの瞳
- 美しい、考えさせられる
- 哲学的?…
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国ドイツ,オランダ,フランス,カナダ
- 時間183分
- 監督ブルハン・クルバニ
- 主演ヴェルケット・ブンゲ