1944年、アウシュヴィッツ。地獄の収容所で、一人の男が息子の遺体に尊厳を与えようと奔走する衝撃のホロコーストドラマ。
舞台は1944年、第二次世界大戦末期のアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所。ユダヤ人でありながら、同胞の死体処理を強制される特殊部隊「ゾンダーコマンド」の一員サウル。感情を押し殺し、日々を生き延びるだけの彼の日常。しかし、ガス室で殺された少年の姿に、彼は死んだはずの自分の息子を重ねる。その瞬間、サウルの内に一つの目的が宿る。それは、少年の遺体を焼却炉から守り、ユダヤ教の教えに則って正式に埋葬すること。仲間の制止も聞かず、ラビを探し求めるサウルの危険な行動。収容所内で密かに計画される反乱の動きと交錯する、彼のたった一つの願いの行方。
ネット上の声
- ひとは絶望の中でも「生きる糧」を見つける
- 最期まで<人間>であり続けるために。
- 人間の尊厳を称揚するという倨傲。
- ゾンダーコマンドなる存在、視点
ホロコーストが舞台、 戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国ハンガリー
- 時間107分
- 監督ネメシュ・ラースロー
- 主演ルーリグ・ゲーザ