理想の国家が民衆に牙を剥いた日。ソ連で起きた虐殺事件を背景に、一人の党員の信念が揺らぐ衝撃の実話。
1962年、ソビエト連邦。地方都市ノボチェルカッスクで、食料品の価格高騰と賃金カットに抗議する大規模なストライキが発生。市党委員会に所属し、共産主義を信奉するリュドミラは、この事態を反逆行為と断じる。しかし、政府は軍隊を派遣し、非武装の市民に発砲。平和的なデモは血の惨劇へと変わる。混乱の中、デモに参加していたリュドミラの娘が忽然と姿を消す。隠蔽される真実、沈黙を強いる国家。理想と現実の狭間で、彼女が目の当たりにする体制の闇と、娘を探すための孤独な闘い。
ネット上の声
- この映画は私も含めたみなさんが考えているようなメッセージを伝えるものではない
- ソビエトの歴史の暗い章を鋭く、堂々と見ている映画
- こんな世界でも親が子を想う気持ちは共通
- 信仰と娘への愛の狭間で
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国ロシア
- 時間121分
- 監督アンドレイ・コンチャロフスキー
- 主演ユリア・ヴィソツカヤ