国連史上最悪の政治スキャンダルといわれる汚職事件を描いたポリティカルサスペンス。原作は、元国連職員の作家マイケル・スーサンが自身の体験を基に執筆した小説で、人道支援のための「OFFP(石油・食料交換プログラム)」の裏で行われていた不正を描いた。2002年、国連事務次長の特別補佐官に任命されたアメリカ人青年マイケルは、国連が主導する「石油・食料交換プログラム」を担当することに。それは、クウェート侵攻に対するイラクへの経済制裁の影響で貧困にあえぐイラクの民間人を救うための人道支援計画で、国連の管理下でイラクの石油を販売し、食料に変えてイラクの国民に配るというプロジェクトだった。しかし、そこにはフセイン自身や、国連を中心とした世界各国の企業や官僚機構が深く関わっており、それがやがて巨額の汚職事件へと発展していく。監督は「ストックホルムでワルツを」のペール・フライ。「ダイバージェント」シリーズのテオ・ジェームズが主演のほか、製作総指揮も務めた。
ネット上の声
- 社会派サスペンスにして“父殺し=通過儀礼”パターンを踏襲
- たとえ国連だろうがお金と不正は切り離せない
- 結局、誰もイラクを救おうとは思っていない。
- 今だからこそ観たい社会派エンターテイメント
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2018年
- 製作国デンマーク,カナダ,アメリカ
- 時間106分
- 監督ペール・フライ
- 主演テオ・ジェームズ