エミー賞の受賞歴をもつアメリカ人女性監督ラナ・ウィルソンが、自殺防止活動に取り組む日本人僧侶に3年半にわたり密着したドキュメンタリー。岐阜県大禅寺で住職を務める根本一徹のもとには、全国の自殺志願者からのメールや電話が昼夜を問わず届く。追いつめられ、誰にも頼ることができないSOSの声を受け、根本は彼らのもとを駆けつけるが、何か特別なことをするわけでもない。ただ話に耳を傾け、彼らとともに食事を摂り、さりげなく寄り添う。そんな根本の存在に安堵した自殺志願者は、少しずつ生きる気力を取り戻していく。実は根本自身にも、身近な人を自殺で亡くした過去があった。そして心臓に病を抱える根本にとって、大量のメールや電話に対応するには心身ともに限界にきていたが……。挿入曲として坂本龍一とクリスチャン・フェネスのコラボ曲が使用されている。
ネット上の声
- 死んでほしくない、生きていてほしい
- 死んでほしくない、生きていてほしい
- もっと心を自由に
- 中型バイクに跨がり、クラブで踊り、深夜に酒をあおり、カラオケを熱唱する僧侶・根本
ドキュメンタリー
- 製作年2017年
- 製作国アメリカ
- 時間87分
- 監督ラナ・ウィルソン
- 主演根本一徹