「傷だらけのアイドル」(1967)やアカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞した「The War Game」(65・日本未公開)などで知られるイギリスの映像作家ピーター・ワトキンズ監督が、71年にアメリカで製作した問題作。ベトナム戦争の反対運動が激化していた当時の社会情勢を背景に、ニクソン大統領が治安維持のために反政府的・危険分子とみなした人物を人間狩りの対象にして処刑するという物語をフェイクドキュメンタリー形式で描いた。カンヌ国際映画祭で上映され、ニューヨークでも劇場公開されたものの、その内容から米メディアなどから猛烈な批判を浴びて公開は4日間で打ち切られ、テレビ放送も一度もされていないといういわくつきの作品。日本でも未公開作品だったが、2015年に「日本初公開!世界のどす黒い危険な闇映画」の第3弾作品として初公開。
ネット上の声
- 憲法の縛りからは自由の国、アメリカ
- "DIS IS AMERICA"
- 米ソ対立中のアメリカで、ヒッピーたちが”危険分子”として拘留され、”懲罰公園”に
- モキュメンタリーの手法を使ってドキュメンタリー作品的な問題提起を行うのって珍しい
ヒューマンドラマ
- 製作年1971年
- 製作国アメリカ
- 時間88分
- 監督ピーター・ワトキンズ
- 主演パトリック・ボランド