1940年代の日本統治下の朝鮮半島で言語が朝鮮語から日本語に変わり、名前も日本式となっていく中、母国語を遺したい思いで全国の言葉・方言を集めた「マルモイ(ことばあつめ)作戦」の史実をベースに描いたドラマ。親日派の父親を持つ裕福な家で育ったジョンファンは、失われていく朝鮮語を守るために朝鮮語の辞書を作ろうと各地の方言などあらゆる言葉を集めていた。盗みなどで生計をたてていたパンスは、ジョンファンのバッグを盗んだことをきっかけに、ジョンファンとかかわるようになる。学校に通ったことがなく、朝鮮語の読み書きすら知らなかったバンスはジョンファンの辞書作りを通して、自分の話す母国の言葉の大切さに気づいていく。「タクシー運転手 約束は海を越えて」の脚本家オム・ユナが初監督と脚本を担当。バンス役を「ベテラン」「王の男」のユ・ヘジン、ジョンファン役を「犯罪都市」「ゴールデンスランバー」のユン・ゲサンが演じる。
ネット上の声
- 【”言葉は民族の精神”大日本帝国支配下の朝鮮で、母国語の辞書作りに命を懸ける人たちの姿を描いた逸品。ユ・ヘジン演じる文盲の男と朝鮮語学会の代表との交流と別れが沁みる作品でもある。】
- 日本統治下の朝鮮で母国語ハングルの辞書を作るために必死に戦う同志のお話
- 日本植民地時代の朝鮮(旧京城:現ソウル)が舞台
- 文化を守る、その意義を伝えてくれた
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国韓国
- 時間135分
- 監督オム・ユナ
- 主演ユ・ヘジン