これが劇場公開映画デビュー作となる野村奈央監督が、武蔵野美術大学の卒業制作として手がけた作品で、自主映画の祭典・PFFアワード2018に選出されたほか、数々の映画祭で上映されて注目を集めた一作。クリスマスを目前に、2人の男の目に映る自分の幻影に翻弄される女性の姿を描いた。365日、朝昼晩といくつものアルバイトをローテーションするフリーターの渡良瀬まちは、ある日、バイト先の居酒屋でまちをモデルに絵を描きたいという画家の岡崎由人と出会う。由人のスケッチに心を奪われたまちは、由人と暮らし始め、由人はまちへのクリスマスプレゼントに絵を完成させようと意気込む。しかし、まちはやがて由人のキャンバスに描かれた自分に違和感を抱くようになる。そして、そんな時、今度は芸術専門のライター、糸川洋がまちの前に現れ……。
ネット上の声
- まちが自分に対して感じてしまう「からっぽ」感が、あまりにも痛々しく胸に迫ってくる
- クリスマス間近の時期を舞台に一人の女性の姿を描いた抽象ドラマ
- 主演の女優さんが怪演..
- 自転車を漕ぎだした先の未来、ふたたびコンテナルームが物で埋め尽くされるのか、はた
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間53分
- 監督野村奈央
- 主演打越梨子