ソビエト連邦からの独立を果たした翌年、1992年のジョージア(グルジア)の首都トビリシを舞台に、2人の少女の成長と友情をみずみずしく描き、2013年・第14回東京フィルメックスの最優秀作品賞など、各国の映画祭で評価されたドラマ。91年に独立を果たしたものの、内戦によって人々の心に大きな傷跡を残したジョージア。境遇は異なるが幼なじみの14歳の少女エカとナティアは、不足する生活物資を補う配給の長い列に並びながら、おしゃべりするのがささやかな楽しみだった。そんなある時、ナティアに思いを寄せている不良少年のコテがナティアを強引にさらい、結婚を強要。結婚したナティアは学校にも行かせてもらえず単調な日々を送るが、ある日、ナティアに思いを寄せていたもうひとりの少年ラドの身に悲劇が起こり……。エカ役のリカ・バブルアニとナティア役のマリアム・ボケリアは、ともに演技未経験だったが、本作でそろってサラエボ国際映画祭の主演女優賞を受賞した。
ネット上の声
- 旧ソ連から独立した後のジョージアの様子を、監督の実体験を基に映画化した作品
- 2013年第14回東京フィルメックス最優秀作品賞に輝いたジョージアの映画
- 岩波ホール史上、最高傑作レベルかも
- 14歳の少女たちのひと夏の物語り
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国ジョージア,ドイツ,フランス
- 時間102分
- 監督ナナ・エクフティミシュヴィリ
- 主演リカ・バブルアニ