通り魔に妻を殺された男。愛のない主婦。エリート弁護士。孤独を抱える3人の魂が交錯する、希望と再生の物語。
現代の日本。都会の片隅で、それぞれが息苦しさを感じながら生きる人々。通り魔事件で妻を亡くし、無気力な日々を送る橋梁点検員の男アツシ。退屈な日常と夫への不満を抱える主婦の瞳子。そして、完璧主義者で同性の恋人がいるエリート弁護士の四ノ宮。彼らは直接的な接点を持たない。しかし、それぞれが抱えるやり場のない怒りや虚無感が、彼らの日常を静かに蝕んでいく。もがき苦しみながらも、誰かと繋がりたいと願う心。不器用な彼らが、偶然の出会いをきっかけに自分の人生と向き合い始める、再生への一歩。
ネット上の声
- 橋口監督の作品はいつも心に刺さるけど、これは特にすごかった。登場人物みんな、どこかにいそうで、そのリアルさが苦しい。でも最後には希望も見える。見てよかった。
- 圧倒された。しばらく他の映画はいいかなって思えるくらいの満足感。
- 評価高いけど私には合わなかったな…。ちょっと暗すぎて、見てて疲れちゃった。
- 確かに暗いし、しんどくなる場面も多い。でも、それでも生きていくしかないんだよなっていう力強さを感じた。名作だと思う。
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間140分
- 監督橋口亮輔
- 主演篠原篤