「闇のカーニバル」「聴かれた女」などで知られる山本政志監督が、すがるもののない不安定な現代社会に生きる人々の姿を、宗教団体の教祖になってしまった偽物の巫女を中心に描いたドラマ。東京・新宿のコリアンタウンで、軽くひと稼ぎをしようと巫女を始めた在日韓国人のミンジョン。水や緑からメッセージを聞きとるという彼女に救いを求める人々は後を絶たず、やがてその集まりはミンジョンを教祖と仰ぐ宗教団体「真教・神の水」となる。後戻りのできない状況になってしまい、救済を求めてくる信者たちに苦悩するミンジョンだったが、次第に偽物だった宗教にも心が宿り、ミンジョンは不安定な現代社会を救おうと大いなる祈りをささげはじめる。2013年には、山本監督がプロデュースする実践映画塾「シネマ☆インパクト」の第3弾で、本作の序章にあたる短編「水を聞く プロローグ」も製作されている。
ネット上の声
- 2014年キネマ旬報9位は過小評価だ
- 済州島の歴史秘話が興味深かった
- ドロドロの展開でおもしろい
- とても面白かったです。
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間129分
- 監督山本政志
- 主演玄里