ささいな侮辱から始まった、男たちの意地の張り合い。それはやがて、国を揺るがす法廷闘争へと発展する。
現代のレバノン・ベイルート。些細な水漏れトラブルから、キリスト教徒のトニーとパレスチナ難民のヤセルは口論になる。トニーが放った一言の侮辱。ヤセルの謝罪を求めるトニーと、それを拒むヤセル。男たちの意地とプライドをかけた対立は、やがて法廷へ。メディアも巻き込み、国中を二分する大事件へと発展していく。個人の争いが、レバノンの複雑な歴史と社会の深い亀裂を浮き彫りにする、緊迫の法廷劇。
ネット上の声
- ささいな水漏れトラブルが、まさか国を揺るがす法廷闘争にまで発展するとは…。脚本がとにかく見事。当事者たちの意地と、その裏にある歴史の根深さに引き込まれた。
- めちゃくちゃ面白かった!ただの頑固オヤジの喧嘩かと思いきや、どんどん話が大きくなって目が離せない!
- レバノンの歴史や宗教問題は詳しくないけど、人間のプライドや謝罪の難しさは万国共通。色々考えさせられる一本でした。
- 法廷劇としてすごく見応えがあった。どっちの言い分も分かるから、もどかしい気持ちになった。
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国レバノン,フランス
- 時間113分
- 監督ジアド・ドゥエイリ
- 主演アデル・カラム