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聖地・熊野の森から、遥かなるヨーロッパへ。時空を超えて響き合う、魂の芸術と祈りを巡る幻想的な旅路。
日本の精神文化が息づく聖地、熊野。その神秘的な森に魅せられた一人の映像作家。彼女は、熊野の自然信仰と、遠く離れたヨーロッパ中世のロマネスク美術との間に、不思議な共通点を見出す。苔むした石畳、天を目指す大樹、そして人々の祈りの形。カメラを片手に、彼女の旅が始まる。熊野古道を歩き、フランスやスペインの古びた教会を訪ねる。専門家への取材と、各地に残る伝承の探求。文化や宗教の違いを超え、人間の根源的な祈りや美意識が、時代と場所を超えて共鳴する様を映し出す。壮大な映像美で綴られる、魂の巡礼の記録。
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督田中千世子
- 主演海部剛史
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映画評論家でドキュメンタリー映画作家でもある田中千世子監督が、世界遺産の地・和歌山県熊野地方を舞台に手がける「熊野から」シリーズ3部作の完結編。セミドキュメンタリー形式で描かれた第1作「熊野から」、物語性のある劇映画として製作された第2作「熊野から ロマネスク」に続く今作は、再びセミドキュメンタリー形式となり、熊野地方の中心的な都市である新宮市にフォーカス。シリーズおなじみの登場人物である俳優兼エッセイストの海部剛史と担当編集者のサキが、取材のために現地を訪れたという設定のもと、2人の取材旅行を通して、新宮市の精神風土や文化的背景をひも解いていく。
ネット上の声
- 3作目にしてやっと映画館で観ることができました
- 三部作完結とのことだが不勉強で前二本は未見
- 製作年2017年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督田中千世子
- 主演海部剛史
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石清水八幡宮の社僧で松花堂弁当の由来となった松花堂昭乗と、千利休とその弟子・古田織部の流れをくみつつ“綺麗さび”を形作った大名茶人の小堀遠州は、当時を代表する文化人であり、固い絆で結ばれていた。彼らは伝統文化を尊重しながらも、新たな時代を代表する空中茶室を生み出そうと力を合わせる。
ドキュメンタリー
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督田中千世子
- 主演鈴木弥生