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映画評論家として活動し、映画監督としてドキュメンタリー「能楽師 伝承」などを手がけた田中千世子が、セミドキュメンタリー作品だった前作「熊野から」を劇映画として発展させた続編。海部が吉野で出会った若い女性。彼女は自身を「コードネームはクローディーヌ」と名乗った。そのエピソードを海部が旅の雑誌に書くと、編集部に「私こそクローディーヌ」と書かれた手紙が到着する。俳優でもある海部は狂言仕立ての不条理劇にとりかかるが、2人のクローディーヌのことが気にかかっていた。折口信夫の歴史幻想小説「死者の書」をめぐって、新宮、吉野、熊野、難波、三輪、二上山を舞台に、神話の世界へと導かれていく。
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督田中千世子
- 主演海部剛史
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映画評論家でドキュメンタリー映画作家でもある田中千世子監督が、世界遺産の地・和歌山県熊野地方を舞台に手がける「熊野から」シリーズ3部作の完結編。セミドキュメンタリー形式で描かれた第1作「熊野から」、物語性のある劇映画として製作された第2作「熊野から ロマネスク」に続く今作は、再びセミドキュメンタリー形式となり、熊野地方の中心的な都市である新宮市にフォーカス。シリーズおなじみの登場人物である俳優兼エッセイストの海部剛史と担当編集者のサキが、取材のために現地を訪れたという設定のもと、2人の取材旅行を通して、新宮市の精神風土や文化的背景をひも解いていく。
ネット上の声
- 3作目にしてやっと映画館で観ることができました
- 三部作完結とのことだが不勉強で前二本は未見
- 製作年2017年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督田中千世子
- 主演海部剛史
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石清水八幡宮の社僧で松花堂弁当の由来となった松花堂昭乗と、千利休とその弟子・古田織部の流れをくみつつ“綺麗さび”を形作った大名茶人の小堀遠州は、当時を代表する文化人であり、固い絆で結ばれていた。彼らは伝統文化を尊重しながらも、新たな時代を代表する空中茶室を生み出そうと力を合わせる。
ドキュメンタリー
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督田中千世子
- 主演鈴木弥生