フランスの若手女性監督レオノール・セライユがフランス国立映画学校の卒業制作として書いた脚本をもとにメガホンをとり、2017年・第70回カンヌ国際映画祭で新人監督賞にあたるカメラドールを受賞した人間ドラマ。パリで暮らす31歳の女性ポーラは、10年付き合った恋人に捨てられてしまう。お金も家も仕事もない彼女は途方に暮れ、恋人の飼い猫ムチャチャを盗み出す。猫を連れてきたことで居候先の友人宅からも安宿からも追い出され、実家に戻ろうとしても母親から拒絶されてしまうポーラ。やがて住み込みのベビーシッターのバイトを見つけた彼女は、ショッピングモールの下着店でも働きはじめ、ようやく自分の居場所を見つけたかに思えたが……。主演のレティシア・ドッシュが何者にも媚びない新たなヒロイン像を体当たりで演じ、リュミエール賞最有望女優賞を受賞した。
ネット上の声
- このヒロインのことが徐々に好きになる不思議。
- 女性が雰囲気を大事にする理由よくがわかる
- パリの人間関係や生活のオモテウラが分かる
- 監督が主人公と同性格じゃないと画けない
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国フランス
- 時間97分
- 監督レオノール・セライユ
- 主演レティシア・ドッシュ