全3作品。泉光典が出演した映画ランキング

女子高生と元犯罪者のすれ違いや心の動揺を描いた短編。映画製作者の育成を目標に掲げる東京藝術大学大学院映像化映画専攻で作られた作品で、諏訪敦彦や黒沢清に師事し、父親の不倫に振り回される少年のひと夏をユーモアを交えて描いた「向こうの家」が高い評価を得た西川達郎が監督。女子高生のももが働く楽器店に、元犯罪者という噂のある男性・由之がやってくる。周囲の厳しい目にさらされながらも、互いに傷を抱えたももと由之は、次第に心を通わせていく。そんななか、2人はある事件の共犯者になってしまい……。

俳優として多くの映画やドラマに出演する泉光典が主演・監督を務めた短編作品。父親の記憶がほとんどない兄弟と、その父親が残した異母妹が織りなす家族愛を、ハートフルかつコミカルに描いたドラマ。 父親との記憶がほとんどない山本健一は、自分自身が父親になるということに不安を感じていた。そのことが原因で恋人とすれ違い、ケンカをして家を出た健一は、弟の匠のもとを訪れ、弟の家のガレージの車中で寝泊まりすることに。そんな彼らの前に突然、それまで存在を知らされていなかった異母妹だという女性・音麗実（どれみ）が現れる。 監督の泉が兄・健一、数多くの映画やドラマで活躍する実力派カトウシンスケが弟の匠をそれぞれ演じた。兄弟の前に現れる妹・音麗実役は舞台を中心に活動する波多野伶奈。

内向的な少年が人探しの旅を通して成長していく姿を描き、バンクーバー国際映画祭など世界各地の映画祭で高く評価された青春ロードムービー。母子家庭で育った高校1年生のユウタは、通学路に住み着いたホームレスのカバンを好奇心から盗んでしまう。翌朝、カバンを返しに行ったユウタは、ホームレスが死んでいるのを発見。ユウタはそのカバンをホームレスの家族に届けるため旅に出る。ぴあフィルムフェスティバル審査員特別賞を受賞。