妻の死に涙さえ流せなかった小説家。他人の家族と過ごす中で、初めて知る「愛」の物語。西川美和監督が描く、魂の再生。
人気作家の津村啓こと衣笠幸夫。彼の妻・夏子がバス事故で急逝。しかし、その時幸夫は不倫相手と密会中で、悲しみを表現することすらできない。そんな時、同じ事故で妻を亡くしたトラック運転手の陽一とその子供たちに出会う。幸夫は、陽一の子供たちの世話を申し出る。これまで誰かのために生きてこなかった男の、初めての「家族」ごっこ。それは、空っぽだった自身の人生を見つめ直し、本当の愛を知るための、あまりにも「永い言い訳」の始まり。
ネット上の声
- 主人公のダメ男っぷりがリアルで、でも憎めない。他人の子供と関わることで変わっていく姿に、じわじわ泣かされました。人生は他者なんだなと考えさせられる深い映画。
- きれいごとだけじゃない人間の汚い部分も描いてて、すごくリアルだった。「永い言い訳」っていうタイトルが秀逸すぎる。
- 西川監督の演出が光ってた。久しぶりに邦画で傑作に出会えた感じ。
- 主人公の自己満足な感じが無理でした。言い訳ばっかりでイライラするw
小説家、 夫婦、 ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間124分
- 監督西川美和
- 主演本木雅弘