「シルビアのいる街で」などで知られるスペインのホセ・ルイス・ゲリン監督の長編作。バルセロナ大学の哲学科を舞台に、実在するイタリア人教授ラファエロ・ピント教授が、ダンテの「神曲」における女神の役割をきっかけに、現代におけるミューズ(女神)像を探る講義を行なう様を、フィクションとドキュメンタリーの境目をあいまいにしていくゲリン監督独特の手法で描いた。高尚な文学や芸術を語る講義で教授と学生たちの議論は果てなく続き、やがて予期せぬ方向へと向かっていく。2015年・第28回東京国際映画祭のワールド・フォーカス部門でも上映された。
ネット上の声
- バルセロナ大学哲学科で教鞭をとるラファエル・ピント教授の講義「ミューズ論」は、ダ
- ドキュメンタリーなのかフェイクなのか区別がつきにくいというのは確かに面白味ではあ
- 『シルビアのいる街で』でもなんか訳わからんうちに未体験の恍惚体験だったこの監督さ
- ダンテ『神曲』を導きにしてミューズなるものを独善的に論じる研究者と、それに歯向か
ドキュメンタリー
- 製作年2015年
- 製作国スペイン
- 時間96分
- 監督ホセ・ルイス・ゲリン
- 主演ラファエル・ピント