足に障害を持つ兄と、自閉症の妹。港町で貧困に喘ぐ二人が選んだ、あまりにも過酷な生きるための選択。
地方の寂れた港町。足が不自由で仕事も解雇された兄・良夫と、自閉症を抱える妹・真理子。失業し、生活保護も打ち切られ、二人は絶望的な貧困の淵へ。追い詰められた兄が妹に売春を強要するという、究極の選択。妹は初めて自分を必要としてくれる他者と出会い、ささやかな喜びを見出す。その姿に兄は罪悪感と安堵の間で激しく揺れ動く。この歪んだ共生関係の先に、二人が見出すものは救いか、それとも更なる絶望か。
ネット上の声
- 重苦しい閉塞感の中でも生きる事を貪り食う作品です。
- 映画でしか表現出来ないおぞましさ
- 全く救いが無い、これはすごいこと
- あのぉ。どうですか、一万円で。
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督片山慎三
- 主演松浦祐也